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いざ仙台へ4
2011年 07月 30日
起床は朝5時半。
Twitterを確認すると、ものすごいニュースが飛び込んできました!!! 『桑田佳祐 9月10日、11日宮城ライブ開催決定』 夜遊びライブで桑田さんの復調をこの目で確認した私は、 『近いうちにライブがあると思う。それが宮城だったらいいよね』 と昨日お会いしたサザ友さんとそう語っていたばかりで、 しかも、それが私が仙台にいる朝にわかるなんて… 感激で胸がいっぱいになりました。 きっとこれも桑田さんからのプレゼントなのだろうと… 即座にボランティアの後、会場を見に行こうと決めました。 宮城ライブ、私は多くの東北の方に見て頂きたいので、参戦する気はまるでなく、 ライブ会場をこの目で見る事ができる!というだけで幸せをかみしめていました。 朝食もあまり入らない感じでしたが、体力つけなきゃと洋朝食をなんとか詰め込み、ホテル出発。 仙台駅から仙石線に乗り15分ほどの『小鶴新田』にある宮城野体育館・仙台市津波災害ボランティアセンターへ向かいました。 今回は水や昼食すべてを静岡から持ち込んだので荷物が重い事…。 そして電車にはそちらに向かうと思しき男性のグループもいて、 その方々について行く事にしました。 綺麗な体育館の中に、なるほどこれが…と思うボランティアセンターがありました。 申し込み用紙に記入し、待機列に並びました。 その後、作業のマッチング。 写真洗浄もありましたが、やはり現場に行き体験したい思いが大きいため見送りました。 『案件、仙台市若林区○○。屋内、床下の泥出し作業、男性5名、女性5名の依頼です』 女性5名…これなら大丈夫かも、と挙手をした所、無事メンバーに入る事ができました。 男性はS建設仙台支店の5名、女性は地元のベテランの方、スイス、沖縄、埼玉からいらした面々、そして私。 一応一通り用意した道具もこちらのセンターではほぼ用意されており、 長袖、長ズボン、昼食、携帯電話さえ用意していれば活動に参加できる事がわかりました。 便利なんだなぁ…。 現場へはマイクロバスで向かう事になりました。 バスの窓からは、やはり壊れた家屋は確認できましたが、半壊や全壊というものはありませんでした。 私達グループの他にもう一組乗車し、そのグループは東部道路の陸側のお宅で降りて行きました。 私達は東部道路を海側に超え、しばらく走りました。 広く青く草が茂る光景を横目に、川に近いあたりのお宅の前でバスは止まりました。 緊張のせいか、あまり状況把握が上手くできず、 ただ休憩場所になっているリビングの床板がかなり反り返っている事しかわかりませんでした。 そしておトイレは家のものは使えず、近くの材木店でお借りできるとの事でした。 地元のボランティア経験が豊富な女性の方を中心に作業が始まりました。 ある場所に通され、スコップを渡され、そこを掘って下さいとの事… ん?最初はどの程度すくって良いのかわからなかったのですが、とりあえず、スコップを土に入れました。 その瞬間… あまりの重みに顔がゆがみ…思ったのは… ”これは私には無理だ…” という事でした。 無理だというのが浮かんだのですが、この無理だという感情の意味するものは、 作業自体が無理だ、という事と、 きっと私が同じような状態の被災状態だったら同じ場所に住むのを諦めて、 家を捨ててどこか遠いところへ逃避という形で逃げてしまう… 二つの意味で無理だと感じてしまいました。 泥出しのコツが上手くつかめず、足で踏み固めてしまったり、なかなか上手く行きません。 そして屋内なのにものすごく気温が高く、汗が滝のように流れ落ちて…。 上手く作業出来ているのか不安になりながらスコップを進めました。 そして10時39分頃に震度3の地震が発生。 センターから1台ラジオを持たされているので、耳を傾けたところ、 津波の心配はないとのことでした。 作業中だったせいか、揺れに全く気付きませんでした。 数回休憩を挟んだ後、ようやく昼食。ものすごく長い時間に感じました。 昼食もカロリーメイトみたいなものしか持ってこなかったので、 ぱさついた感じと緊張感でうまく喉を通らず、少ししか食べられませんでした。 byつま
by phanton
| 2011-07-30 03:46
| 東日本大震災
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